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音とおもちゃと庭仕事 ~Sound Gift Shop 音賜のブログ~

木のおもちゃ作りイベント(in 牛久自然観察の森)を開催しました


雨の日曜日だった昨日、7組のご家族をお迎えし、木のおもちゃ作りイベントを開催することができました。牛久自然観察の森ネイチャーセンターは、しっとり濡れた森に包まれて美しかったです。お熱の出てしまった1組様は後日開催となったので、有難いことに満員御礼となりました。

木枠をはめてトントントン、ビーズをお子さんと一緒に数えながら入れてゆく皆さん。丁寧に向き合われていて、なんて素敵な皆さんだろうと感激し通しの2時間でした。汗をかいてくださったお母様お父様、にっこり笑ってくれた小さなお友達、本当にありがとうございました。

湿気による材の反りや膨張もあってか、実は組み立ての最終段階に手間取ってしまうアクシデントがあり、ご参加くださった皆さんに助けて頂きながらの2時間となりました。皆さんのご様子から学びながら、しっかり改善して参ります。
ネットショップで直接お客様と接する機会の少ない当店、本当に貴重な機会を頂きました。

そして助けてくださった牛久自然観察の森の丸ちゃんレンジャー、ののチャンレンジャー。牛久のレンジャーは、戦隊レンジャーに負けないくらい本当にスーパーでした。
イベントも多く、木育広場や自然の絵本コーナーなどの屋内施設も充実しています。近隣の子育て世帯の皆さん、牛久自然観察の森は要チェックですよ!

牛久自然観察の森ホームページ
http://www.city.ushiku.lg.jp/page/dir000055.html

 
 

『木のおもちゃ作り講習会』を行います!=100玉そろばんをつくる=

講習会のご案内

牛久自然観察の森内、ネイチャーセンターレクチャー室にて、6月25日(日)に木製100玉そろばんづくりの講習会を開かせて頂きます。


お母さんでもできる簡単さで、ポスターのような100玉そろばんが出来あがります!対象は4歳~6歳までのお子さんのいらっしゃる保護者の方。材はあらかじめカットしてあるので安心です。お子さんも木槌(きづち)でコンコンなどの簡単なお手伝いが出来ますよ^-^
私自身、子どもの頃親が手作りしてくれたおもちゃの事は、今でもハッキリと思いだすことができます。木漏れ日の光る森の中の建物で、一緒に木のおもちゃづくり。少し材料費がかかってしまいますが、素敵な思い出になると良いですね。
ほぼB4サイズ。本体と台座は取り外しでき収納も楽ちん。我が家の5歳児はまるでタブレット端末のように持ち歩いて使っています。

牛久自然観察の森イベント情報はこちら
http://www.city.ushiku.lg.jp/page/page001817.html
から

100玉そろばんづくりイベント

100玉そろばんって?

 4~6歳といえば、多くのお子さんが数の概念に親しみ始める頃ですね。 「小学校入学までにどこまで教えてたら良いだろう?」という疑問をお持ちの親御さんも少なくありません。
この年頃のお子さんには、『10という数が何からできているか?』がとても大切な発見になったりします。1と9で10、2と8でも10、1が10ヶで10、2が5ヶでも10、3が3ヶだと1あまる……etc.。実は四則演算の基礎となる重要な要素が、10というシンプルな数の中にふんだんに入っています。
大人が圧力をかけて教え込むのは良くありませんが、一緒に遊びながら様々な『気づき』を経験できると良いですね。 この音賜流100玉そろばんには、そんな気づきを促す特別な色の仕掛けも入っていますよ!

未就学児さんですから、最初のうちは出来なくても解らなくても良いです。時間をかけて、その子のペースで積んだ経験の『楽しさ』×『量』×『多様さ』の上に、シッカリとした理解が育ってゆきます。自分で気づいたことならば、脳が喜び意欲100倍!といったところでしょうか。


当店でもドイツHABA社製100玉そろばんの取り扱いがありました。この程残念ながら製造中止が決定しましたが、下記の商品ページでも100玉そろばんの良さをご紹介していますので、ご参考になさってください。
HABAそろばんHABA社製100玉そろばん商品ページ
http://sound-gift-ontama.com/?pid=95851866

 
 

100玉そろばんを作るvol.1 設計思想



100玉そろばんを作るシリーズ2回目は「製品の設計思想」についてです。
何に留意し、どうつくるか。たかだかおもちゃに小うるさいと思われるかも知れませんが、どんな仕事だって肝心な所がありますよね^^。今回はマニアックな話ですみません。

内容の構成は以下の通りです。
  1. 年齢
  2. サイズ概論
  3. 横幅
  4. レーンの素材と太さ
  5. 玉のサイズ
  6. レーンの間隔
  7. 遊びの仕掛け(彩色)



年齢

 特に数に関心のあるお子さんでなければ、一般に4~5歳頃からが使いやすいかも知れません。掛け算や割り算にも有効なので、小学校入学後でも活躍しますが、小学生になると算数セットのおはじきの方がメジャーになってくるので、実際は小学校入学前に数に親しむ準備的なものとしてのニーズが多いです。大人がプレッシャーをかけたり、あれこれ講釈する前に自由に親しめるのも、小学校入学前の時期の特権かも知れません。そんな時間も大事にしたいですね。



サイズ概論

 100玉そろばんは、玉を左右にスライドさせ、その違いから数を認識する教具です。このため横幅の設定は大切です



横幅

 子どもの視野の幅考えると、大人が約150度に対し6歳児では90度程度。4,5歳はもっと狭いですし、集中すれば更に狭くなります。
学習効果を考えると、一瞥して全体像を把握しやすいサイズが望ましいですよね。 手を軽く伸ばした距離に置いて、顔の前で収まる範囲といえば大きくても20㎝幅くらい。レーンの長さがそれ以上になると、視野を大きく左右に移動しなければならず、右と左で起こっていることを頭の中で統合するのにひと手間かかり、直観的になりません。

もっと幅の狭い100玉そろばんもありますが、それは玉をレーン毎に左右に寄せても、中央部で重なってしまうタイプです。小さなお子さんに遊んでもらうには良いのですが、これだと左右どちらに寄せているのか判別がつきにくい欠点があります。



レーンの素材と太さ

 レーンで問題になるのは強度です。内径の大きなウッドビーズ製品が限られるという意味でも、レーン選びには難しさがありますね。後に出てきますが、玉に彩色するかレーンに彩色するかでも選択が変わります。 

≪金属製≫アルミやステンレスなどの金属を使うならばφ3㎜程度の細いものでも大丈夫です。金属用のノコギリや金属用カッターで容易に切断することもできます。有名なドイツのおもちゃメーカーHABA社さんの製品もレーンは金属製(塗装有)です。アルミやステンレスは無塗装でもよいですが、真鍮の場合は金属用の塗装を施した方がよいかも知れません。いずれにしても細い径でよいので、選択できるウッドビーズには幅があります。

≪木製≫木製にしたければ、強度の問題でφ5mm程度は必要になります。細い径の丸棒製品が限られることと、太い径のウッドビーズ製品が限られるため、材料が豊富とはいえません。φ5㎜で比較的出回っているのはラミンなどの南洋材でしょうか。φ6mmになると材にも少し幅がでてきます。少し太めを購入して自分で削っても、それはそれで味わいがあります。自分で削った場合は、サンドペーパーなどで玉の滑りをなめらかにしてあげてください。



玉のサイズ

 旋盤がないとビーズを作るのは難しいので、玉は市販のウッドビーズを使うのが良いでしょう。「レーン幅が20㎝」で「玉を左右に寄せた時に重ならない」となると、玉の径は1㎝程度と決まります。穴が開いている分だけ、横幅は玉の径よりも少し狭くなります。例えば我が家の試作機のウッドビーズはφ12mmで内径φ5mmですが、10個つなげた時のレーンの占有幅は12㎜×10ヶ=12cmではなく10.5㎝でした。レーンの長さはこの2倍の21cm+枠に差し込む長さ3㎝=24㎝としました。実際に使うビーズを確認してからレーンを切った方がよさそうです。

市販の100玉そろばんの玉はもっと大きいイメージがあるかも知れませんが、子どもは1㎝程度のビーズにも結構馴染んでしまいます。子どもの指先って、本当に細くてやわらかくしめっています。スーパーのビニール袋の口を開くのに苦戦する私とは大違い。上下のレーンが手先にぶつからないようにしてあげれば問題ありません。少し手先の動きが苦手なお子さん用の場合は、ビーズは楕円などにし、本体も少し大ぶりにといった別の工夫が必要かも知れません。



レーンの間隔

 子どもの指先は器用とはいえ、一つの事に集中しながら他の事に気を配るのは苦手なので、レーンの間隔はある程度確保する必要があります。試作品(玉径12mm)だと、レーン幅は3㎝あれば大丈夫でした。一番下のレーンは扱いにくいので、底板から5cmくらい間隔があった方がよいでしょう。するとそろばんの高さは概ね35㎝程度になると思います。フレームの幅を追加しても、縦横がA3用紙1枚に収まるので、本棚にも挿しておけますね。



遊びの仕掛け(彩色)

 ここまではいわゆる骨組みのお話しでした。ここからは肉の話。彩色に込められた遊びの仕掛けについてです。

≪一般的な製品の色分け≫ 市販品で多いのはレーン別に色分けした10色構成もの。この場合、今どのレーンを見ているかがわかり易いですね。1つのレーンの中で半分(5個)ずつ色を変えてある2色構成のものもあります。子どもが数のかたまりを認識できるようになるには、結構時間がかかります。それまでは一つずつ玉を数えてゆくので、数が増えると、どこまで数えたか判らなくなります。5個ずつの塊がわかり易いのも良いですね。このように、どんなことに気付いてほしいかで、色の塗り方が変わってきます。

≪音賜流の色分け≫まず数に色がついているわけではないので、玉には色を付けたくありません。10が10個で100に行きつくまでには少し時間がかかるので、まず100という塊に一体感が欲しいと思いました。玉を色分けしてしまうと、意外と100という固まりを意識しにくくなります。あとは、掛け算の時には玉に色がない方がスッキリします。一番よく触る部分なので、塗料の摩耗も気になります。

色は玉ではなくレーンに塗ります。分け方は下記の通り。10が何で構成されているかのバリエーションがいくつもあります。これは足し算引き算の基礎になります。子どもに教え込み、答えを要求する前に、なんとなく意識の中に入れておきたいというのが狙いです。

  1. 1列目:1が10個を表現→1玉分ずつ10色で色分け。
  2. 2列目:2が5個を表現→2玉分ずつ5色で色分け。
  3. 3列目:3が3個と残り1を表現→4色で色分け
  4. 4列目:4が2個と残り2を表現→3色で色分け
  5. 5列目:5が2個を表現→2色で色分け
  6. 6列目:6と4を表現→2色で色分け
  7. 7列目:7と3を表現→2色で色分け
  8. 8列目:8と2を表現→2色で色分け
  9. 9列目:9と1を表現→2色で色分け
  10. 10列目:10が1個を表現→1色


彩色が施されていない反対側のレーンはフリースペースです。自由に思考をめぐらせて、自由に作業してみられる場です。自分で問題をつくって足し算引き算する場としても良いですし、掛け算に使うにも都合が良いですよ。こちらの部分に背景紙をつけて、様々なバリエーションを楽しむのもありですね。

自分が「こうしたい」と思ったそろばんを作ることは、さほど難しくありません。次回以降で材料と作り方をご紹介してゆきます。少しの道具があれば、お母さんでも簡単にできますよ^^。

つづく・・・



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