積木からみえる世界

これまで家庭での積木制作をご紹介しましたが、
今日は積木を通して感じ取れる世界について少しご紹介します。

もう一つ素敵な点は、ばらつきについての経験です。個々のピースには、長さや反りなどわずかに個性があります。様々な個性のあるピースでも、たくさん組むことにより誤差は緩衝され、大きな構造を作ることが出来ます。
時には柱と梁の間に隙間があき、「あれ?この柱少し短くて、サボっているな・・・」という事もあります。気にせず組み進めてゆくと、次第に建物全体にかかる力のバランスが変化してゆき、いつの間にかサボり柱がスッと重さを引き受けてくれていたりするんですね。人間同士の集まりでもそのような経験があるかも知れません。
ロングスパンでもの事を捉えてゆくのは、経験によって培われる力なのかも知れません。身近な遊びを通じて、いろいろな経験を積み重ねてくれたらうれしいですね。
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