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音とおもちゃと庭仕事 ~Sound Gift Shop 音賜のブログ~

災害時調理01 白米を炊く!

ごはん(白米)

災害時調理の第一弾、まずは「ごはん(お米)」ですよね。
ホッコリ美味しいご飯が炊ければ、少しの温かみを感じられるかも。厳しいさなかでも、できれば欠かさず大切な人に手渡してあげたいものですね。

実はこのポリ袋ご飯炊き、手持ちの資料通りにやってもなかなか上手くいきませんでした。試行錯誤の末ようやくホッコリご飯に。そのあたりのポイントを交えてご紹介します。平常時に何度かやっておくことをお勧めしたいです。





≪1.ポリ袋調理の特徴≫

そもそもの話なのですが、ポリ袋調理のメリットを整理すると下記のようになります。
  1. 電気・ガス・水道などのライフラインがとまった時にも比較的簡単に調理でる。
  2. ひと鍋栄養バランスのとれた暖かい食事を複数種類同時に調理できる。
  3. 調理用水を最小限で済ますことができる。
  4. 洗い物を最小限で済ますことができる。
  5. 衛生管理面で優れる
  6. 湯をわかせる道具とポリ袋は必須。
このあたりのメリットと災害時の実績については、3.11のご経験をもとに書かれた右の書籍で詳しく紹介されています。敬意と感謝を捧げます。
湯を沸かすのに一番手軽なのはやはりカセットコンロキャンプ用のバーナーでしょうか。備えがあると良いですね。七輪やバーベキューコンロでも可能です。何もなければたき火になるかも知れません。そうなるとお手軽とは言えませんが、いずれにしても20分間沸騰を維持できればお米は炊けます
あとは炊く料理の量に応じた鍋的なものが必要になります。当然ですがポリ袋で直火はNG。湯せんにします。ポリ袋は高密度ポリエチレンと表記のある厚手のものが推奨です。漏れてしまうと元も子もありません。耐熱温度は100℃なので、油を多量に含む食材の調理には向きません。



≪2.お米と水の量≫

1-1-DSCN8112.jpg災害時にキッチンスケール(はかり)や計量カップがある前提で話を進めるのはどうかと思います。手の甲(こう)の高さ測るでというのも、専用の器でいっぺんに米を炊く時の話。
他に方法がないか調べると、吸水させた米と同体積の水を入れるという先人の知恵がありました。つまり左の写真のような状態です。何かしらコップのような容器があれば、吸水させ水をきった米を入れる⇒同じ容器で水を測りいれる⇒という流れで、芯なくほっこりお米を炊くことができます。写真は一人分120mlの線を引いて目安にしていますが、小さめのコップすりきり一杯にした方が作業がはかどります。この時お米を30分程度吸水させること、カップにお米を押し込まないこと、そして一人分ずつポリ袋に入れることがポイントです。



≪3. ポリ袋への入れ方・結び方≫

ポリ袋の結び方水と米を入れた後注意したいポイントです。
しっかりと空気を抜きましょう。温まると空気が膨張して袋が浮きあがります。鍋(湯せんの水)の容量に対して入れる袋が多い時は、ごっそり袋が浮きあがり湯せんに影響が出かねません。あまりナーバスになる必要はありませんが、できるだけ空気は抜きます。
引き解き止め結び 結び方は、図の①はNG、②はベストではないけれどOK、我が家のビニールは厚めでごわごわだったのでトライしませんでしたが、できれば袋の口をよくねじって、左の写真のようにすぐにほどける“引き解き止め結び”にしておくとベストですね。
そしてポリ袋の上のほう(口に近いところ)を結びます。図の③のように余裕がない状態で結んでしまうと、空気で膨れた時にパンパンになり危険なだけでなく、汁ものの場合は結構開封しにくくなります。ごはんの場合はふっくら炊けません。
結び目はぎゅーっときつく結びます。 中の水が漏れたり、逆に湯せんの水が入らないようにします。




≪4. 火にかける≫

火にかけると膨れる鍋に袋を入れて、袋がしっかりかぶるくらいまで湯せん用の水を入れます。この湯せんの水は次の調理に利用できますね(日をまたぐのは衛生上お勧めしませんが)。水があたたまるにつれ、写真のように袋はふくれます。吹きこぼれない程度に落としぶたで押えたり、袋が破れないようにそっと混ぜてもよいです。沸騰してから20分間は、吹きこぼれないよう沸騰を維持します。火加減は適宜調整してください。




≪5. 蒸らし時の処理≫

軽くほぐす沸騰を20分維持した後、鍋から取り出し10分間蒸らします。大変熱いので、やけどには充分に注意してください。ここで美味しくするためのワンポイント。袋の中の空気は直ちに収縮して、このままだとガチガチの真空パックのようになります。お米もつぶれてふんわりしません。なので、鍋から取り出したら直ちに袋を開封し、袋の上から軽~く揉みほぐします(タオルやミトンを使用してください)。料理ハサミなどがあれば、切れ込みを入れても良いですね。寒い時期は蒸らし中タオルなどで保温しても良いでしょう。そして10分経ったらほっこりご飯の出来上がり。保存性を考えるなら開封しない蒸らしの方がよい場合もあると思います。




≪6. 盛りつけ≫

盛りつけという程のこともありませんが、ポリ袋を食器にかぶせるように使えば、洗い物は最小限で済みます。お皿よりも深さのある大きめのコップや深めの小鉢のほうがポリ袋をかぶせ易いですね。袋の上から握っておにぎりにしてしまう手もあります。お水の量を増やせばおかゆにもなります。 今では我が家の炊飯器で炊くよりも、ポリ袋で炊いたご飯の方が美味しい程の出来になって参りました。

ポリ袋調理ごはん編は以上です。次回は具だくさんお味噌汁です。

 
 

災害時調理に挑戦!

カセットコンロ

台風16号の被害にあわれた皆様には心よりお見舞申し上げます。引き続きの警戒で、どうぞご安全にお過ごしください。

すっかり肌寒くなってきました。季節の変わり目、体調管理も難しいですね。皆さんはいかがお過ごしだったでしょうか?
さて、この夏はご縁があって、少人数のイベントを企画する機会を頂きました。災害時の備え・・・気になってはいるけれど、なかなか手をつけられないのは私だけではないはず。ということで、以前から気になっていた『ポリ袋調理』をテーマにしてみることに。

災害時、生活を立て直すまでに長い時間がかかることもあるでしょう。その間、ストレスコントロールを含めた心身の管理は、家族のその後を大きく左右する気がします。日常と同じで、贅沢でなくても暖かくバランスのとれた食事が、生活を下支えしてくれる事はきっと間違いありません。これさえやれば大丈夫!なんて方法は無いでしょうけれど、電気・ガス・水道が止まった時の一つの方法として、出来ておいて損はないでしょう。



≪今後の予定≫
0.はじめに ←☆今ここです
1.ごはん(白米)を炊く
2.具だくさんみそ汁
3.カレー
4.鳥ハム
5.鍋料理
5.以降はレパートリーが増え次第・・・ということで

ちなみに、私はこの分野は専門ではありません。技術者倫理の中には「自己の専門外の業務にはたずさわらない。」という項目がありますが、一方で市民が互いに教えあい・学びあう「ベアフット ムーブメント」の力は絶大です。今回は後者の観点で大いに『ポリ袋調理』の宣伝をしてみたいと思います。

ベアフット ムーブメントをご存知ない方はこちらがお勧め!和訳つき→TED conference バンカー・ロイ "「裸足の大学」から学べること~Learning from a barefoot movement~"  
 
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