積木は買わねばならないか?!(Vol.1)
- コラム:積木を作ろう!
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- タイプ別、DIYの向き不向き (積木を作ろう!vol.2)
- 材料の調達とコスト (積木を作ろう!vol.3)
- サイズをどうするか (積木を作ろう!vol.4)
- 使用する道具 (積木を作ろう!vol.5)
- 制作の様子 (積木を作ろう!vol.6))
- 積木から見える世界 (積木を作ろう!vol.7)

おもちゃ屋にあるまじき物騒なタイトルで始まりました。
積木ってお高いですよね。
- 自作ってどうなの?
- 上の写真は市販の角材を使い私がリビングで作った物です。
道具は1本のノコギリと少しの治具です。細かい事はさておき、積木としての機能は十分楽しめる手ごたえがありました。 - そうは言っても
- 市販の積木が高価なのにはもちろん理由があります。木という天然の素材を精度よく加工するには、技術も道具も手間暇も、場所だってふんだんに必要だからです。市販品を制作・販売してくださる方々のおかげで、多くの人が積木の価値を知る事が出来ています。
それでもなぜこんな記事を書くかというと、日本の子供の6人に1人は貧困状態です。余裕のあるご家庭のお子さんしか素敵なおもちゃで遊べない国なんて嫌じゃありませんか。
なのでこれは、おもちゃ屋なりのささやかなレジスタンス活動です。関係者の皆さまにはどうかご笑読ください。ご家庭や、地域の他孫(たまご)育て、様々な保育のシーンなどで少しでもお役に立つ情報になれば幸いです。 - あきらめる必要はない
- 本気の遊びには心を通わせる力があります。遊びで心をつなぐ事が、子供からのサインを拾うために役立つかも知れません。
おもちゃで遊ぶだけでなく、おもちゃをこどもと一緒におもちゃをつくる事ができたなら・・・『自分たちの力で状況を変えてゆける』というメッセージにもなるかも知れませんね。
自然の恩恵に巧みに手を加えて享受してきたのが日本の姿であるのなら、そんな文化の一員ということも、子供達に手渡してやれるかも知れません。
だからあえて、積木をお値段であきらめる必要はない!と断言してみたいのです。次回以降、詳しい作り方等をご紹介してゆきます。